2023年12月5日。今日は退職校の長住小学校の絵本の読み聞かせボランティアに行きました。
今回は6年生です。
私が退職する年に3年生だった子どもたちです。再開するのがとても嬉しいです。
小さな3年制だった子供たち。私の顔など覚えていないだろうとおもっていましたが、ろうかを通ると、教室の中から「「あっ!!」という声が聞こえます。
覚えてくれていることに軽い驚きと感謝。
読んだ本は「ウェズレーの国」です。
ウェズレーは、友達がいないし、周りの子供達からよくからかわれる子供、でもまったく意に介さず、自分の好きな道を進んでいきます。
庭に映えていた不思議な花を育てているうちに、そこから日除けの薬がとれたり、繊維で服を編んだりなど、さまざまなことができることを学び、それを夏休みの自由研究にするのです。
花のしるに油を混ぜて作ったインクで、これも花の繊維だ編んだ紙に、自分で作った「ウェズレーの国」の文字で、「ウェズレーの国の歴史」を書いて過ごします。
花を利用して作った遊び道具で、楽しく遊びますが、次第に周りの子供達がいっしょに遊びたがるようになり・・・
夏休みが終わる頃には、ウェズレーは一人ではなくなっていました。
それどころか、みんな、ウェズレーの国で栽培している花の繊維で編んだ服を着て、帽子をかぶって、ウェズレーを先頭にみんなで登校していたのでした。
そんなお話です。
6年生にぜひ読んであげたくて、すでに一つのクラスでは読み終わっています。
残る一クラスは3学期に読み聞かせをすることになっていますが、ぜひこの本を読んであげたいと思っています。